エンビもどき2(クセルクセス風)





以前日記でうpしたエチャ絵に色を付けたものですが、えー…最初は単に「エンヴィーにクセルクセス服を着せたい!」だけでした(色が適当なのは許してくださいorz)。
しかし、描いてるうちにまたもやムクムクと妙な妄想が…
気づいたら勝手にオリジナル設定を作っていました。以下、垂れ流します。お暇がある方だけどうぞ…



【妄想設定】

・これはエンビであってエンビではない。より正確に言えば今のエンビの一部。大昔に生きていたクセルクセス人でエンヴィー(ホムンクルス)の賢者の石の一部になっている(ただし多分20巻でマルコにやられたとき、賢者の石に入った他の魂と一緒に壊された)。
・奴隷あがりだがエロ大臣の小姓兼愛人になって安楽な暮らしを手に入れていた。お金が大好き。
・もとはホーエンハイムと同じ屋敷にいた。錬金術を教わろうとしたが難しくてついていけずドロップアウトした過去がある。ホーエンハイムよりは15歳くらい年下?
・かわいくてえげつない。でもちょっとけなげ。
・虚勢を張っているがその根底には自信のなさ、自尊心の低さがある。
・お名前について:23号同様決まった名前はなかったが、大臣のお気に入りとなったことによりインヴィディア(Invidia=ラテン語で「嫉妬」の意味)という名前を与えられる。理由は嫉妬深かったから…。愛称はインヴィ(英語の「エンヴィー」の語源だから仕方ないけどエンヴィーと似すぎててちょっとかゆいw)。そして成り上がりの悲しい性で、かつての同胞である奴隷達を見下している。また、名前の意味を知りつつもそれを誇りに思っている。




【更にこういう妄想で頭がいっぱいに…】




ホーエンハイム+インヴィディア妄想(相変わらずバカみたいに語ります)

インヴィは十歳くらいの頃、ホーエンハイムの働く家に売られてきた子供の奴隷だった。インヴィに字を教えたのはホーンハイム。
なお、「読み書きが出来るので錬金術師の助手になって成功した奴隷」としてホーエンハイムはそれなりに奴隷の間では名を知られている。インヴィもそのままやる気を見せて錬金術見習いをしていたが、12-13歳くらいのとき主人に連れられていった宮廷でクセルクセス王の大臣に気に入られて屋敷を移る。大臣は好色で知られており、それが何を意味するのかは周りもすぐにわかった。
そして当時は子供の性的虐待などの概念がはっきりしていないどころか女性と弱者に厳しい社会だったので、この場合は周囲(特に同胞である奴隷仲間)の非難はどちらかというと大臣ではなくインヴィの方に向かうことになる。つまり厳しい錬金術の修行に耐えかねて「悪徳」「誘惑」に負けた「ふしだらな子供」として白い目で見られることになるのだ。
ちなみにインヴィは一時期は真剣に錬金術を学ぼうとしたがセンスはなかった。だからいつまで経っても実験室の本の整理や実験器具の用意のような雑用しかできないままだった。読み書きは出来たが錬金術書には歯が立たず、一章読むと眠くなってしまう有様。才能がないことがわかっていたので別の道を選んだという側面もあったようだ。
そしてこの過程で恩人であるのにも関わらず、ホーエンハイムのこともウザくなっていた。特に小姓となってからは再会するたびにツンツンした態度をとるようになるが(そこはやおいのお約束ごとで)実は彼のことが結構好き。ただしホーエンハイムは何も気づかず、大らかにかつての「先生」もしくは「兄貴」としてインヴィを子ども扱いするだけなのでそれも気に入らない。二人はすれ違い続けるだろう。


…ちなみに、ホーエンはもっと若くしたかったけど、クセルクセス滅亡の時にこの子を15歳前後にしたかったのでそうなってしまった…。ホーエン、その頃にはすっかり壮年なんですもの…orz 
も、いつまでたってもショタでごめんなさ……


売春と奴隷制についての勝手な設定

普通の奴隷の場合は一生奴隷で終わるのがほとんどだが、ごく希にある限られた職業(それこそ錬金術師など)において才能を示し成功すると自由民になる可能性が出てくる。ホーエンハイムはこの路線を歩んでいる。
他方、奴隷でも安楽な暮らしを得る手段として売春、もしくは身体を使って囲われ者になる者になるという道がある。だがそれに対して世間の目は厳しい(一般的に売春業もしくはそれに準じる振る舞いへの差別も存在する)。また、安楽な暮らしの影にはリスクもある。権力者のおかげでいい生活が出来ても本当の意味での自由民になることはないし、奴隷仲間からもつまはじきにされ一生中途半端な地位に置かれる運命にあるからだ。上手くパトロンを見つけている間はよいが、それがなくなったときに厳しい人生が待っている。それでも最高の成功は女性の場合王の愛妾になること。男性の場合、王の寝室付きの側近(兼愛人)となること(私生活の中で王に影響力を振るえるから)。

奴隷と自由民の違いであるが、自分の名を持ち、移動の権利を有し、家屋敷、使用人を法的にも自分の名前で持てるのが自由民。他の人に所有される身分なのが奴隷。インヴィのような場合は例え大きい家屋敷に住んでいて使用人が形だけ頭を下げてくれても、その使用人も屋敷もパトロンに所属している。パトロンの許可がなくては勝手に都市を出ることもできない。 (2009/10/27)