だけど残る 傷跡



消えない印 記憶に刻み
















きっといつまでも 覚えてる










…ここに いたこと












END



【作者後記】
二期アニメみました。
何かまるで、ついに自分の中で一つの時代が終わっちゃったような気分でいます(溜息)。
この漫画の最初の二つの絵は日記や手ブロで描きかけのものを公開したのでご存じの方もおられるかもしれません。実はそれぞれバラバラに描いたものでこういう形でまとめる予定はありませんでした。しかし数日前にネームを思いついてしまったので編集してみました。

ただ、バラバラに出来た画像とはいえ、それぞれエンビの最後のシーンを考えながら描いたという意味では最初から共通するものを持っていました。
特にイメージとして思い入れあるのは(完成度はともかく)地下道の絵です。この絵は二期アニメのEDソング「瞬間センチメンタル」と共に流れていた映像の一つからとっています。手ブロのあと手直しする時間が余り持てなかったので、ちょっと…配管とか微妙に間違えたまま……だけど(汗)。
EDを初めて見たときから、私は何故かこの風景に惹かれてしょうがありませんでした。その時既に原作の展開は知ってましたから、ああエンビにとってはこういうのがふるさとなんだな、それで帰ってきてここで死んだんだな、だけどエド達人間にとってはここは出て行く場所、新しい時代への出発点なんだなあとか、余計な妄想をあれこれしていたのでした。
特にこのEDで地下道をがーっと進んで外に出る映像が最初にあり、そのあと少ししてから、同じ映像が巻き戻しで流れる(つまり外から後退して中に入っていく)ので余計にそんな印象を持ったのかもしれません。外へ出て行く人と、戻ってきて死ぬ人という意味で。

「一つの時代が終わった」ような感じはあるけど、そうはいってもヲタなので、これからもダラダラグダグダエンビ妄想を続けていくつもりです。むしろこの喪失感、不在がもたらす痕跡の記憶、こういったものから更に妄想に火がつき、二次創作の世界がますます広がっていくのでしょう。

そういうわけで今日はひとまずはエンヴィーお疲れ様の意味を込めて、追悼漫画とさせていただきます。(2010/4/25)