本誌95話(ガンガン2009年度6月号掲載)関連企画第二弾









:: T r e p a s ::










ここ どこだっけ



















よく 思い出せないな





















…………………?

















ああ そうか































(それは 旅の終わり)





























 (還るとき)



























だけど きっと




















伝説は そこから始まる



















(to be continued......)










【ちょっと語る】

うう、短い漫画って呼吸が難しい…orz

まあそれはいいとして(いいのか)、白状します。

私はエンビには、本当に惚れ込んでしまっていました。
にわかファンなので出会ってからまだ一年しか経っていないんですが、それだけに密度が濃くキョーレツで、95話を読んだときなどまるで一つの時代が終わったような気がしました。

原作のエンビがどこにいったのか、それとも消滅してしまったのか、誰も知りません。作者様もご存じかどうか。

どうにもこうにもわからないので、とりあえず妄想の中ででも、どこかに旅立つエンビを見送りたいと思いました。ついでに(私の中での)伝説にしてしまいました。
まあ、原作世界でもエド達の戦いが終わったら、謎多き存在であるホム達のことはふしぎな物語のように語り継がれるのではないかとかそういう感覚もこめてです。
何かのゲームのエンディングのパクりみたいですが、そういうわけで、いつまで経っても私にとってのエンビは錬成陣を背負った不思議な女神様もどき(ただし雌雄同体)のような存在であるようです。


ところで、女神様つながりで更に電波な話題になりますが、私にとってエンビは絵のかみさまのようなものでもあったりします。私はもういい年なんですが、本当に十数年ぶりに、こんなに描きたいと思うキャラに出会いました。

私が管理している他のサイトをご覧になればおわかりかと思いますが、エンビに出会うまでの私は、さほど絵を描く人ではありませんでした。 一月に一度くらいちょこちょこラクガキはするけど、どうにも手が追いつかないからすぐに放り出してしまう感じで、要は、文章を書く方がずっと楽だなというタイプでした。

それが丁度今から一年くらい前、遅まきながら鋼にハマって、エンビに恋に落ちてしまい、それからスイッチを押されたように絵や漫画を描き始めたのです。

高校生の頃までは毎日絵を描いていたのですが、まるでその時の感じが戻ってきたようでした。まあ、実際には今は仕事もあるんでその頃ほどの頻度ではないんですが、それでもここまでしつこく絵を描くようになるとは思わなかった。
もうすっかり手が忘れてしまったと思っていたので、線を引くこと自体がとても懐かしかったです。変な言い方になりますが、まるで昔の友達に再会したような気分でいました。
もちろんすぐに感覚がもどってきたわけではなく、少しずつ、試行錯誤しながらでした。
だからこのサイトの最初の頃の絵など、そのときのおぼつかない感じが良く現れていると思います。


仕事などの関係上、私の今の生活は絵や漫画を追究するにはかなり不向きというか、ちょっとしんどい感じです。
時間もないし、この時間を他に当てた方がいいんじゃないかと正直今でも描きながらいつも心配してます。でもこの一年、描かずにいられなかった。
これは一体何なのか、自分でもよくわかりません。
今はとにかくヒマが有れば、とりつかれたように描きたくてたまらないのですが、今のペースで続けられるかどうかは甚だ怪しいので、また描かなくなる時は来るのかも知れません。

でもいずれにせよ、今このサイトにある絵は、ほぼ全て、エンビが私にくれたようなものです。少なくとも本人にはそのように映っています。
まあ、出来上がったものを見れば絵としてダメなところは色々あるけれど、エンビがいなければ描かなかった絵を描き、忘れていたことを思い出し、また、漫画の描き方やフォトショの機能を始め、以前には知らなかった新しいことを覚えたりすらできたというのは、私にとっては非常に嬉しい驚きでした。だからエンビは私にとって絵のかみさまなのです。

更に言えば、これは別に絵に限ったことではありませんが、この一年というもの、鋼を通じて新しい人々と出会ったり知らない世界を見たりしたことは、間違いなく、本当に素晴らしいことでした。
その意味でもエンビは私に色々なものを連れてきてくれたキャラだったなあと思っています。


いやはや、ちょっと語るつもりが無茶苦茶長くなりました…。

ええと、一応このあと第三弾があります。それで三部作は完結です。
第一弾、第二弾はかなり重めでしたが、今度はちょっと軽めに、息抜きっぽい雰囲気になりますので、ご安心をw
それでは、ここまで読んでくださった方、おられたら本当にどうもありがとうございます!!
(2009/6/9)